単独型臨床研修プログラム

研修プログラムの特色

  • 単独型プログラムでは、まず高頻度治療(保存・補綴・外科)を徹底的に経験し、治療に対するイメージを習得してもらいます。
    プログラムの後半においては患者さんを配当し、自ら包括的治療計画の立案を行い、基本治療を順次進めていきます。
  • なお、臨床終了後、希望者には3か年(保険診療習熟コース)、5か年(自由診療習熟コース)の特別研修プログラムも用意されています。
    特別研修プログラムの特色は、日本のトップクラスのスタディーグループとの連携により、年間コース等のあらゆる外部研修に参加でき、他に日本歯科医学会の専門分科会である日本歯周病学会認定医、日本口腔インプラント学会認証医の取得も可能であることである。
    「臨床力」「経営力」をバランス良く、学んだ歯科医師は、将来、世界に通ずる一流の歯科医師になることは間違いないです。
  • なお、この研修プログラムはプログラム責任者が実施プログラムの実施状況・達成状況を評価・検証した結果を踏まえ、当該研修年度の年度末に開催される臨床研修管理委員会に於いて、評価・再検討を実施し、見直しを図ります。

歯科医師研修の目標(目標達成)

  1. 歯科医師として好ましい態度、習慣を身に付け、患者及び家族とよりよい人間関係を確立する。
  2. 歯科疾患と障害の予防および治療における基本的技能を身に付ける。
  3. 一般的によく遭遇する応急処置と頻度の高い歯科治療処置確実に実施する。
  4. 歯科診療時の全身的偶発事故に応対する能力を身に付ける。
  5. 自ら行った処置の経過を観察、評価し診断と治療に常にフィードバックする習慣を身に付ける。
  6. 専門的技能や高度先進歯科治療に接し、生涯研修の意欲への動機付けを図る。
  7. 歯科医師の社会的役割を認識し、実践する。

施設概要(単独型臨床研修施設)

  1. 施設名:ヒロデンタルクリニック
  2. 所在地:埼玉県蕨市中央7-35-2 Hiroビル1F
  3. 開設者:医療法人社団 健創会
  4. 管理者:金子 博寿
  5. 研修プログラム責任者:金子 博寿
  6. 指導歯科医:金子 博寿、莇生田 純子
  7. 研修協力施設:鶴見大学歯学部附属病院、埼玉県内保健所

研修期間、場所等

  • 研修期間は新年度の4月1日から翌年3月31日までの1年間とします。
  • 1年間、当院での診療を中心にして臨床研修を行います。
  • うち、2週間~1か月は研修協力施設での研修を行います。
  • 当院での研修期間は、主に一般臨床の研修を行います。
  • 研修協力施設での研修期間は、特別研修として全身管理及び病棟研修を行います。

年間スケジュール

【4月】

  • 職務規定・院内業務・IT業務マニュアルを学習
  • カルテ、文書記載方法の学習
  • スタッフとのチーム医療、地域との連携について学習
  • 一般社会人マナー

【5月から2月】
基本習熟コース

  • 患者とのコミュニケーションについて学習・実践
  • 総合診療計画
  • 予防・治療基本技術
  • 応急処置の学習・実践
  • 高頻度治療の実践
  • 医療管理・地域医療(内科との連携)
    基本習得コース

  • 救急処置についての学習
  • 医療安全・感染予防についての学習
  • 経過評価管理についての学習
  • 予防・治療技術についての学習
  • 医療管理
  • 地域医療の実践・見学(保健所研修:埼玉県内)
  • 全身管理 (病棟研修:鶴見大学歯学部附属病院)

【3月】

  • 1年間の研修成果発表、総括

到達目標

「基本習熟コース」については、研修歯科医自らが確実に実践できることが基本であり、臨床研修了時に習熟すべき「基本習得コース」については、頻度高く臨床において経験することが望ましいものであります。

歯科医師臨床研修「基本習熟コース」

    【一般目標】

  • 個々の歯科医師が患者の立場に立った歯科医療を実践できるようになるために、基本的な歯科診療に必要な臨床能力を身に付ける。

患者とのコミュニケーションについて学習・実践

    【一般目標】

  • 患者中心の歯科診療を実施するために、コミュニケーションをとり医療面接についての知識、態度及び技能を身に付け、実践する。
    【行動目標】

  1. コミュニケーションスキルを実践する。
  2. 病歴(主訴、現病歴、既往歴及び家族歴)聴取を的確に行う。
  3. 病歴を正確に記録する。
  4. 患者の心理・社会的背景に配慮する。
  5. 患者・家族に必要な情報を十分に提供する。
  6. 患者の自己決定を尊重する。(インフォームドコンセントの構築)
  7. 患者のプライバシーを守る。
  8. 患者の心身におけるQOL(Quality of Life)に配慮する。
  9. 患者教育と治療への動機付けを行う。

総合診療計画

    【一般目標】

  • 効果的で効率の良い歯科診療を行うために、総合治療計画の立案に必要な能力を身に付ける。
    【行動目標】

  1. 適切で十分な医療情報を収集する。
  2. 基本的な診察・検査を実践する。
  3. 基本的な診察・検査の所見を判断する。
  4. 得られた情報から診断する。
  5. 適切と思われる治療法及び別の選択肢を提示する。
  6. 十分な説明による患者の自己決定を確認する。
  7. 一口腔単位の治療計画を作成する。

予防・治療基本技術

    【一般目標】

  • 歯科疾患と機能障害を予防・治療・管理するために、必要な基本的技術を身に付ける。
    【行動目標】

  1. 基本的な予防法の手技を実施する。
  2. 基本的な治療法の手技を実践する。
  3. 医療記録を適切に作成する。
  4. 医療記録を適切に管理する。

応急処置

    【一般目標】

  • 一般的な歯科疾患に対処するため、応急処置を要する症例に対して、必要な臨床能力を身に付ける。
    【行動目標】

  1. 疼痛に対する基本的な治療を実践する。
  2. 歯、口腔及び顎顔面の外傷に対する基本的な治療を実践する。
  3. 修復物、補綴装置等の脱離と破損及び不適合に対する適切な処置を実践する。

高頻度治療

    【一般目標】

  • 一般的な歯科疾患に対処するため、高頻度に遭遇する症例に対して、必要な臨床能力を身に付ける。
    【行動目標】

  1. 齲蝕の基本的な治療を実践する。
  2. 歯髄疾患の基本的な治療を実践する。
  3. 歯周疾患の基本的な治療を実践する。
  4. 抜歯の基本的な処置を実践する。
  5. 咬合・咀嚼障害の基本的な治療を実践する。

医療管理・地域医療

    【一般目標】

  • 歯科医師の社会的役割を果たすため、必要となる医療管理・地域医療に関する能力を身に付ける。
    【行動目標】

  1. 保険診療を実践する。
  2. チーム医療を実践する。
  3. 地域医療に参画する。

歯科医師臨床研修「基本習得コース」

    【一般目標】

  • 生涯にわたる研修を行うために、より広範囲の歯科医療について知識、態度及び技能を習得する態度を養う。

救急処置

    【一般目標】

  • 歯科診療を安全に行うために、必要な救急処置に関する知識、態度及び技能を習得する。
    【行動目標】

  1. バイタルサインを観察し、異常を評価する。
  2. 服用薬剤の歯科診療に関連する副作用を説明する。
  3. 全身疾患の歯科診療上のリスクを説明する。
  4. 歯科診療時の全身的合併症への対処法を説明する。
  5. 一次救命処置を実践する。
  6. 二次救命処置の対処法を説明する。

医療安全・感染予防

    【一般目標】

  • 円滑な歯科診療を実践するために、必要な医療安全・感染予防に関する知識、態度及び技能を習得する。
    【行動目標】

  1. 医療安全対策を説明する。
  2. アクシデント及びインシデントを説明する。
  3. 医療過誤について説明する。
  4. 院内感染(Standard Precautionを含む)を説明する。
  5. 院内感染対策を実践する。

経過評価管理

    【一般目標】

  • 自ら行った治療の経過を観察評価するために、診断及び治療に対するフィードバックに必要な知識、態度及び技能を習得する。
    【行動目標】

  1. リコールシステムの重要性を説明する。
  2. 治療の結果を評価する。
  3. 予後を推測する。

予防・治療技術

    【一般目標】

  • 生涯研修のために必要な専門的知識や高度先進的技術を理解する。
    【行動目標】

  1. 専門的な分野の情報を収集する。
  2. 専門的な分野を体験する。
  3. POS(Problem Oriented System)に基づいた医療を説明する。
  4. EBM(Evidence Based Medicine)に基づいた医療を説明する。

医療管理

    【一般目標】

  • 適切な歯科診療を行うために、必要となる広範囲な歯科医師の社会的役割を理解する。
    【行動目標】

  1. 歯科医療機関の経営管理を説明する。
  2. 常に、必要に応じた医療情報の収集を行う。
  3. 適切な放射線管理を実践する。
  4. 医療廃棄物を適切に処理する。

地域医療(訪問診療・保健所健診)の実践

    【一般目標】

  • 歯科診療を適切に行うために、地域医療についての知識、態度及び技能を習得する。
    【行動目標】

  1. 地域歯科保健活動を説明する。
  2. 歯科訪問診療を説明する。
  3. 歯科連携を説明する。
  4. 保健所における業務、健診・地域医療を実践する。

全身管理 (病棟研修: 鶴見大学歯学部附属病院)

    【一般目標】

  • 全身管理を学習するために、一定期間大学での研修を行う。
    【行動目標】

  1. 口腔外科病棟において、入院下での患者の治療・管理に、担当医のチームの一員として参画する。
  2. 入院患者に指導歯科医が行う治療計画立案、患者への説明、全身麻酔、静脈麻酔下での手術を含む口腔外科的処置全般、手術周術期管理等を見学実習する。
  3. 電子カルテを使用した医療管理について研修を行う。
  4. 指導医のもと採血、静脈路確保、バイタルサインのチェック等に関する相互実習を行う。

臨床研修歯科医の待遇

  • 身分:研修歯科医(常勤)
  • 給与:180,000円/月(賞与なし)
  • 勤務時間:午前8時半から午後6時まで(内1時間半休憩 実研修時間8時間)※診療により変動あり
  • 休日:週休2日、年次有給休暇(6か月以上勤務につき10日)
  • その他休暇:夏季休暇、年末年始休暇
  • 宿舎:なし
  • 当直:なし
  • 診療所内の部屋の有無:あり
  • 保険:社会保険、厚生年金、雇用保険適用、歯科医師賠償責任保険、労働者災害補償保険
  • 健康管理:健康診断(年に1回)
  • その他:学会などの参加可